熱中症の初期症状ってどんなもの?

2022/03/01 コラム

毎年、命を落とす方が少なくない熱中症では、どのような初期症状が出るのでしょうか。
今回は、熱中症の初期症状について見てみましょう。

▼熱中症に見られる初期症状
熱中症になった場合、いくつかの初期症状が見られます。

■めまい
熱中症の初期症状に多いのが、めまいです。
何だか乗り物酔いしたように体がふわふわした感じになったり、体が揺れてふらつくような状態になることがあります。
こうしためまいを「浮動性めまい」といい、熱中症の初期症状に多いのが特徴です。
めまいには「回転性めまい」と呼ばれる三半規管や脳が原因で起こるものもありますが、こちらは周囲がぐるぐる回り出すため、明らかに浮動性めまいとは違うと分かるでしょう。

■立ちくらみ
立ちくらみも、熱中症の初期症状に多く見られます。
立ちくらみとは、クラクラして前に倒れそうになったり、目の前がフッと暗くなる状態です。
また、「気を失いそうな気がする」といった感じを覚えることもあります。
立ちくらみは自分自身でおかしいと気づけますので、おかしいと感じた時はすぐに座るなどして、倒れないようにすることが大切です。

■熱失神
先にご説明した立ちくらみは、医学的には「前失神」と呼ばれ、失神する一歩手前の状態を指します。
中にはほんの一瞬気を失っていることも多く、そう考えると注意しなくてはなりませんね。
熱中症で起こる失神は「熱失神」と呼ばれ、脳への血流が十分でないことが原因です。
そのため、体は熱いのに顔からは血の気が引き、顔が真っ白になるケースもあります。
放っておくとそのまま失神に至りますので、早急な対処が必要です。

▼まとめ
真夏の炎天下にいたところ、気分が悪くなったという方は多いのではないでしょうか。
その中には、熱中症の初期症状が含まれていた可能性があり、注意が必要ですね。
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夏の仕事は暑さとの勝負ともなりますが、労働環境には十分に配慮しておりますので、ぜひご応募ください。