足場の基準について

2022/05/15 コラム

建築工事において高い場所での作業をするために、欠かせないのが足場です。
しかし、足場工事での作業は高所であるため落下などの危険を伴います。
そこで今回は、安全に作業を行うために定められている足場の基準について解説していきますね。

▼労働安全衛生法
労働安全衛生法とは、足場の現場で作業している方が安全に作業するために設けられた法律です。
早速、法律に記載されている基本的な足場の注意点について見ていきましょう。

■足場の注意点
・足場で使用する材料は、損傷や変形・腐食がない木材を使用する
・木材は、木の皮が付いているものや欠点があるものは使用はしない
・2m以上の高さで作業する場合は、作業床を設ける

■高さ2m以上の作業床の基準
・40cm以上の幅を確保し、床材の隙間は3cm以下にする
・床材と建地の隙間は、12cm未満にする
・床材は位置がずれたり脱落しないように、2つ以上の支えに取り付ける
・作業のため物体が落下する危険が伴う場合、高さ10cm以上の幅木やメッシュシートを設ける
・フルハーネスなどの使用を命じられた時は、着用に応じること

足場工事は、足場に人が乗り作業を行う危険性を伴う工事でもあります。
そのため落下などのトラブルが発生しないよう、より安全に作業ができるように配慮する必要があります。
足場に不具合がない入念にチェックを行い、確認作業を習慣化すると良いでしょう。
足場での作業が安全に行えるように、もう一度足場について再確認してみませんか?

▼まとめ
足場工事を安全に行えるように、労働安全衛生法という安全措置が法律で定められています。
作業をする前に安全の確認をしっかりと行い、安全への取り組みを強化する事はとても重要です。
足場では危険を伴う事を意識ながら作業を行い、日頃から安全点検を習慣化すると良いでしょう。