フルハーネス型とは
2019年に墜落制止用器具である「フルハーネス型」を使用することが、原則となりました。
従来導入されていた胴ベルト型よりも、フルハーネス型の方がより安全性が高いことが認められたという事になります。
今回は、高所作業で使用が必須であるフルハーネス型の役割と選び方をまとめてみました。
▼フルハーネス型
フルハーネス型は「墜落制止用器具」の一つです。
墜落のリスクが伴う一定以上の高さで作業を行う場合に、着用する事が義務付けられています。
■フルハーネス型の役割
フルハーネス型は、胴部や腿・肩にベルトを通して着用します。
全身を保守できるため、抜け落ちて墜落してしまうリスクが少ないことが特徴です。
また墜落してしまった時に、胴部に重量が集中しないような構造となっています。
そのため、内臓や脊髄が損傷することを防いでくれる役割もするんです。
その他に高所で作業する時にも、自然な姿勢が維持しやすいと言われています。
仮に墜落した場合でも、体に過大な負荷を掛けずに救助を待つことができるという事でもあるんです。
■フルハーネス型の選び方のポイント
・フルハーネス型には3種類あり、業務内容などを考慮して選ぶ
・胴ベルトの着用は義務ではないですが、なるべく身に付ける方が良い
(胴ベルトは、墜落した際の負荷を分散してくれる役割があるため)
・自分に合ったサイズを使用する
・ランヤードは様々な種類がありそれぞれ特徴が異なるため、用途に応じて選ぶ
・オプションも豊富であるため、自分に合った組み合わせをするとより着用度がアップ
フルハーネス型は正しく使うことで、命の危険性から身を守ってくれる役割を果たします。
誤った使い方をすると墜落してしまう危険性が高くなりますので、正しく使いましょう。
▼まとめ
フルハーネス型は、一定以上の高さで作業をする場合での着用が義務付けられています。
最大のメリットは、全身を保守する事ができるため抜け落ちるリスクが少ないという事です。
フルハーネス型は、自分の大切な命を守ってくれる重要なものなんですね。