現場での空調服の有効性について

2024/02/01 コラム

夏の暑さは年々厳しくなり熱中症対策にどのように対策するべきか悩んでいる現場の方々も多いかと思います。
そんな中、今現場で注目されているのが空調服です。
今回は空調服の仕組みやメリット・デメリットについて解説していきます。

▼空調服の仕組み
空調服は服の内部、腰あたりに取り付けられたファンが回転し、服の中から空気を外に押し出すものです。
その際体から発生した汗を空気の流れによって蒸発させ、気化熱によって体温を下げるようになっています。
形状としては長袖・半袖・ベストやフードの有無などがあり、使用される環境によって使い分けることができます。

■空調服のメリット
空調服のメリットとしては主に熱中症対策があげられます。
空調服の機能により屋外での作業や、エアコンの効かない屋内でも体温が上がるのを軽減してくれるため熱中症のリスクが低下するといわれています。
また、汗を早く乾かすことによりあせもなどの皮膚トラブルを防げたり、体温が上がりにくくなることで汗の書きすぎを防ぎ体力の消耗を防げたりすることが期待されます。

■空調服のデメリット
第一に環境に左右されやすい点があげられるでしょう。
具体的には湿度が高い場所で使用する場合、汗が蒸発しにくく体温の上昇を抑えにくいなどがあげられます。

次にバッテリーを使用しているということが言えるでしょう。
もともとファンが回転する前提で作られている服のため通気性はあまりよくはないです。
そのため、バッテリーが切れてしまうと通常の作業服よりも熱中症リスクが高くなってしまいます。

▼まとめ
以上が空調服の仕組みの解説とメリット・デメリットになります。
現場での作業に熱中症はつきものです。
空調服は屋外での作業時に有効な暑さ対策になりますよ。